[免震構造]
建物下部に免震装置を設け、揺れを吸収。
建物に直接地震エネルギーを伝えにくくする構造とすることで、人命はもとより、家具等の転倒リスクも軽減します。
<構造概念図>
アイソレータ
建物重量を支え、水平に柔らかく動くことで地震時の小刻みな揺れを軽減。
U型ダンパー
安定した復元力特性で地震エネルギーを吸収し、揺れを軽減。
[直接基礎&地盤]
建物を「点」で支える杭基礎とは異なり、建物を「面」で支える安定した構造です。
<構造概念図>
[BCP対応(事業継続計画対応)]
災害時の無停電対応(ビル全体)
3段階のバックアップ体制で
停電リスクを回避
2回線受電方式
特別高圧66kV・2回線受電方式を採用し、万が一の事故に対応します。
中圧ガスによる発電
事故等で変電所からの送電が停止した場合には、中圧ガスを使って発電します。(最低10日間以上、照明・コンセント用15VA/㎡、空調用7VA/㎡の電源供給)
重油による発電
さらに中圧ガスの供給が停止した場合には、敷地内のオイルタンク貯蔵の重油を使って発電します。(72時間、照明・コンセント用15VA/㎡、空調用7VA/㎡の電源供給)
発電機増設スペース
実装の発電機に加え、発電機の増設スペースを用意。さらなるBCPのニーズにも対応可能です。
電力のカスタマイズ供給
停電時、専有部に供給された電力は、テナント様のご要望に応じて、照明・コンセント・空調・セキュリティなどへ振り分け供給が可能です。
災害時の無停電対応(共用部)
事故による停電時だけでなく、法定点検時も専有部を合わせて共用部も電源供給を実施します。エレベーターは各バンク2台ごとの運転を継続するほか、ICカードやトイレ等も利用可能とすることで、事業継続が可能なオフィス環境を提供します。
※電源切替時の一時的な使用停止は発生します。
法定点検時の無停電対応(専有部)
年1回の法定点検時には、ビル内2系統送電により照明・コンセント用15VA/㎡、空調用7VA/㎡の電源供給が可能です。
※照明・コンセント用15VA/㎡、空調用7VA/㎡の電源供給(ビルオプション)には配線および切替盤の設置を要します。電源切り替えに伴う一時停電を防ぐためには、UPSの設置が必要です。
エレベーターの自動診断仮復旧運転
東日本大震災の際、運転休止したエレベーターを1台1台点検・復旧するまでに長時間費やし、利用者が階段の使用を余儀なくされる等の不都合が発生。
左記状況から、当ビルではエレベーターを自動的に診断、各EV機械室に設置した感知器が120gal未満の揺れであれば、自動的に仮復旧運転するシステムを採用。(非常用エレベーターは除く)
事業継続のためのその他対策
一時避難場所
災害時、敷地中央部の広大な緑地広場は、周辺住民の一時避難場所として活用します。
非常時用の主な設備
防災備蓄倉庫
オフィス全フロアに完備し、同一フロアにて防災備蓄品の保管が可能。
雑用水の貯留
テナント用として約3日分(延べ約22,000人分)の貯留に加えて、外部からの一時避難受入を想定し、約3日分(延べ約19,000人分)の雑用水を貯留し、1人/1日30Lの給水が可能。
防潮板の設置
ビル外周に設置することにより、ゲリラ豪雨時などの浸水を防ぐ。
その他
マンホールトイレ、井戸、消火水槽、テント、担架救急セット等をビルにて実装。
※掲載の構造概念図をはじめとする各概念図は図面を基に描き起こしたもので、実際とは異なります。
※掲載の参考写真は本物件のものではありません。