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代表取締役会長
南章行
設立
2012年1月4日
所在地
東京都渋谷区桜丘町20−1
渋谷インフォスタワー6F
事業内容
  • スキルマーケット
  • 弁護士相談サイト
  • 「ココナラ法律相談」の運営·開発
  • 対面サービスのマーケット
  • 「ココナラミーツ」の運営·開発
URL
https://coconala.co.jp/

個人の知識・スキルを結び付ける
スキルマーケットを展開する株式会社ココナラ。
2021年3月にはマザーズ上場も果たしました。
そんな勢いに乗る同社は、在宅勤務を取り入れつつも、
拠点である「オフィス」にも力を入れています。
これからの新しい時代、
「オフィス」がどのような場となっていくのか、
「オフィス」を設けるということは
会社にとってどんな意味をもつのか。
代表取締役会長である南氏にお話を伺いました。

取材日:2021年3月

取材・撮影内容・会社情報等は取材日時点のものです。

オフィス移転は、成長ベンチャーの証

これまでのオフィスについて教えていただけますか?

2012年の創業以来、オフィスを8回移転してきました。渋谷でスタートし、年に1〜2回社員が増えるたびに引っ越していました。人数が少ないうちはマンションの一室で十分。受付もいらないし、居抜きのほうがコストがかからず都合がいい。でも、ベンチャーはそれでいいと思うんです。むしろ会社の成長に合わせて移転を繰り返していることを、僕たちはアピールポイントにしていたくらいですから。

なるほど。その後渋谷から五反田に移転されているかと思いますが、その経緯は?

事業が伸びてきて資金調達ができるようになると、組織も居抜き物件におさまるサイズではなくなります。僕たちも当時80坪位のオフィスだったのですが手狭になり、2017年に渋谷から五反田の180坪のオフィスへ移転しました。当時の渋谷は駅前を中心に大規模再開発が始まりかつてあった手頃なビルが無い状況だった。そこで目を付けたのが五反田。そこそこ手頃で100〜200坪クラスの1フロアが空いていて、交通の便がわりといい場所といったら、五反田一択だったんです。

当時の五反田というと、あまりオフィス街のイメージはなかったのではないでしょうか?

その通りです。五反田にビジネスのイメージを植え付けるべく、シリコンバレーならぬ『一般社団法人五反田バレー』を発足しました。僕たちがいた3年の間に、さまざまな施策を実現しました。たとえば五反田にオフィスを構えたITのスタートアップ企業が品川区から支援を受けられるなど。
するとベンチャーが続々と移転してきて、今では「五反田ってベンチャーの街ですよね」と言われるほどに。イメージが刷新されたなと感じますね。

居抜きではないオリジナルなオフィスは初めてだったかと思いますが、いかがでしたか?

「オープン」で「フラット」という会社のカルチャーをまずは体現しようと思いました。またどのようなオフィスにしたいか事前に社内でアンケートを実施したところ、意外にも、凝ったデザインというよりは気軽に立ち話ができるスペースを求めていることなどがわかりました。僕自身も同じように考えていたので助かりましたね。

よってシンプルに会社のカルチャーを体現できるよう、すべての会議室をガラス張りにして「オープン」に、また「フラット」なコミュニケーションがとれるようデスクの島をジグザグに配置して部長席を無くしました。ちなみに当時僕の席は受付の横に設けられて、採用面接に来た人によく驚かれましたね(笑)。なぜこういうオフィスにしているのか、すべて言葉で説明できるオフィスができたと思っています。

コロナ禍でも、「オフィスを持たない」という発想はない

そして今の渋谷へ移転されたのですよね?

そうです、五反田のオフィスは90人が限界で。いよいよ社員が100人に達する前に移転する必要があったので、節目ということもあり原点の渋谷に戻ることを検討し始めました。その際にいちばんに思い浮かんだのが、現在入居している渋谷インフォスタワー。創業当初、桜丘のマンションに入居していた頃から憧れで、いつもインフォスタワーを眺めながら「いつかあのビルに入りたい」と思っていたんです。そんな中、たまたま空きが出てタイミング良く移転を決めることができました。

その直後コロナが発生しましたよね。

はい、でもオフィスを減らそうとは思わなかったですね。たしかにコロナが発生してオフィスを解約する会社も出てきましたが、僕は正直「なんてもったいないことをするんだろう」と思っていました。そもそもリモートワークは社員同士の信頼残高が積み上がっていて初めてできること。顔を合わせて働きながらエンゲージメントを高めるということを諦めるのは、「採用に力を入れない」と宣言しているのと同じです。

とくに私たちはまだまだ発展途上で、ものすごいスピードで会社が変化している中、顔を突き合わせて事業を進めていく場所は絶対に必要だと思うんです。だから弊社は予定通り、2020年8月にインフォスタワーのある渋谷桜丘に“凱旋”しました。

このご時世、オフィスを作るうえで何か意識した点はありますか?

意外にも防音設備が必須になりましたね。たとえば、弊社は1on1ミーティングをよくやるので小さな会議室をたくさん作ったのですが、出社人数が少ないため雑音がなく無音状態、会議室の声が筒抜けになってしまった。すべての会議室に防音設備をつけました。今までになかった設備投資ですね。

ちなみに、現在の出社率はどのくらいですか(取材日:2021/3/4 緊急事態宣言中)

作業内容やフェーズによって、効率の良い働き方というのは様々なので、最低週1日出社を基本として、あとは各チーム最も生産性の高い働き方を決めてもらっています。
たとえばプロダクト開発の中でも、初期の仕様決定など顔を突き合わせないとできないフェーズは対面が基本。一方で、カスタマーサポートなどは在宅勤務の方が効率的で、通勤時間を顧客対応にあてられるため、出社は月1~2日程度です。

たしかに、在宅の方が効率が良いケースもありますよね。
ちなみにそうなった場合オフィスの在り方はどうお考えですか?

コロナ禍で僕たちは「リモートでも仕事ができる」という事実を知りました。でも一方で、それを知ったからこそ、オフィスを持つことは企業にとって競争優位になる。つまりオフィスを持つということはある意味ぜいたく品。
社員からよくこんな声を聞きます。「満員電車に毎日乗るのはいやだけど、週に数日なら楽しい」「新しいオフィスはテンションが上がる」「渋谷に来ると、街に元気をもらえる」。企業のオフィス離れ・都心離れが進むほど、都心に行く、都心にオフィスがあることは“贅沢”なんです。ベンチャーはむしろ今こそオフィスに投資すべきだと思っています。

大切な資源である「人」を最優先に考えたオフィス戦略

コロナ禍で事業はいかがですか?

はい、おかげさまで弊社の業績は好調に推移しており、先日マザーズ上場も果たしました。ちなみにこれは世の中に一気にオンラインが普及したからと思われるかもしれませんが、決してそうではありません。「直接会わなくてもできるサービスの取引」「むしろオンラインのほうが便利」なことに世の中が気づいた結果なのです。場所や時間の制限がないほうが取引相手の選択肢は格段に増えますし、中間コストがかからない分、発注側はより安く、受注側はより高く取引することができる。今後コロナが収束しても、引き続き高い成長率をキープしていくと見込んでいます。

最近、オフィスをさらに拡張されたとか?

そうなんです、この先どうなるかはまだわかりませんが、渋谷にい続けることは決めています。私たちのようなテック系企業は長年渋谷を拠点にしてきたので、比較的職住近接を好むエンジニア人材は渋谷近辺にいる可能性が高い。企業成長において欠かせない資源はやはり「人」ですから、渋谷から離れないことは弊社の重要なオフィス戦略です。そういった意味でもこのタイミングで拡張したことは良い判断だったと思っています。

最後に・・・これからの新時代「オフィス」とはどのような場所になると思いますか?

アフターコロナがどんな時代になるかはわかりません。でも、コロナが収束しようが共存という形になろうが、従来のように100%出社する世界には戻らないのではないかと思います。ハイブリッドな働き方が人々の満足度を上げるという事実を、多くの人が実感したからです。

今後のオフィスは、単純な作業だけをする場ではなく、コミュニティが作られる特別な場になっていくでしょう。誰かとコミュニケーションをとるための場、誰かとディスカッションする場。弊社ではビールを飲み放題にして、仕事後に数人で軽く飲みながらちょっとした会話ができるようにしました。仕事がよりスムーズに進むだけでなく、社員同士がプライベート的な楽しい時間を過ごせる場を提供することも狙いです。

コロナと共存する時代になれば、友達と大人数で遊ぶことは以前より難しくなるでしょうから、会社は公私問わず心を潤す貴重なコミュニケーションの場になっていくと思います。オフィスをコミュニティの場と捉えてどう設計するか。これが、アフターコロナ時代のオフィス戦略のカギになるのではないでしょうか。

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