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全国を駆け巡る社員を
新宿オフィスに集結させる
独特の[組織哲学]に迫る

株式会社アグリメディア

代表取締役社長 諸藤 貴志 氏

CORPORATE PROFILE CORPORATE PROFILE

会社名
株式会社アグリメディア
代表取締役社長
諸藤 貴志
設立
2011年4月1日
所在地
新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル41階
事業内容
農業体験・飲食事業/キャリア事業/農地活用事業/流通事業/コンサルティング・共同事業
URL
https://agrimedia.jp/(別窓で開く)

取材日:2019年5月

取材・撮影内容・会社情報等は取材日時点のものです。

INTRODUCTION INTRODUCTION

当社住友不動産を経て、2011年独立起業されたアグリメディア代表取締役社長の諸藤貴志さん。「都市と農業をつなぐ」というコンセプトを掲げ、遊休農地を市民農園として貸し出す「シェア畑(別窓で開く)」や、
全国の人手不足の農家と担い手をマッチングする「あぐりナビ(別窓で開く)」など、独自のサービスを多数展開しています。

そんな同社が産声を上げたのはマンションの一室。その後SOHO、オフィスビルへと急激な拡張移転を続けてきました。

どのような観点で働く場所を選び、活用しているのか? そして成長の秘訣は?ベンチャーの組織論を交え、ズバリお話を伺いました。

INTERVIEW INTERVIEW

インタビュー

SOHO SOHO

スタートアップがSOHOを選ぶには
理由がある

御社は着実な成長を遂げられていますが、これまでのオフィス戦略について教えていただけますか?

私たちアグリメディアは2011年に創業しました。創業メンバーは私と友人の2人だったので、はじめは友人が住む1DKのマンションの一室で、事業をスタートしましたが、2年目に業容拡大に伴いアルバイトを雇うようになり、すぐに手狭に・・・。1LDKのマンションに移転するものの、その後わずか1年でメンバーが10名を超えたため、2014年に「ラ・トゥール新宿のSOHO(別窓で開く)」に移転しました。

なぜオフィスビルではなく、SOHOを選んだのでしょう?

シンプルですが、最大の理由はイニシャルコストを抑えるためです。他のベンチャー経営者の方々もそうかと思いますが、このくらいの規模の時代は、なるべく間接経費を抑え、事業そのものに投資したい、と考えるかと思います。そのため、迷わずSOHOへの移転を選択しました。

具体的に、SOHOはどのようなコストメリットがあるのでしょう?

はじめに移転したSOHO物件は約50坪。単に毎月の賃料だけで比較すれば、同規模で安いオフィスビルはありました。しかし保証金や入居工事費といった初期費用がかさむこと、その後も1~2年ごとに拡張移転する将来計画があったため、限りなくイニシャルを抑えられる「SOHO」が、私たちにとってはジャストスケールだったのです。

さらに結果論ですが、たまたま入居した「ラ・トゥール新宿のSOHO」は共用施設が充実していました。同じ建物に貸し会議室があり、簡易にミーティングやセミナーを開催できる。併せて専用のフィットネススペースを備えていたので、シャワーやマッサージチェアを利用できたりと・・・思わぬ収穫がありました。

「SOHO」と聞くと一般的な賃貸マンションをイメージしますが、かなり共用施設が充実していたんですね。

全てのSOHOがそうかというと、そうではないと思います。たまたま入居した「ラ・トゥール新宿のSOHO」が恵まれていたのだと感じています。

このような様々な理由により、私とメンバーも満足度が高かったので、その後も同じ「ラ・トゥール新宿のSOHO」内で拡張移転をする道を選びました。2015年には70坪の隣室が空き、スタッフみんなで引っ越しました。ちなみに、SOHO内の引越しなので引越し業者に頼む費用も削減でき、かつ契約期間内の扱いなので、中途解約の違約金なども発生しません。結局そんなこんなで計3年ほどSOHO内での拡張移転を繰り返し、私たちは順調に組織を拡大していきました。

そしてついに、ここ「新宿住友ビル」に移転されたわけですね!

そうですね!2017年に現在の「新宿住友ビル(別窓で開く)」に入居しました。当時は業績が急速に伸び、メンバーが50名を超えた頃。将来のIPOも視野に入れて、信用力の高いオフィスビルがいいだろうと、ついにオフィスビルへの移転を決断しました。

SOHOからオフィスビルに移った後、どのような変化がありましたか?

まずはメンバーのテンションが上がりました。JR新宿駅からも近くなり、41階だということもあり、「こんな立派なオフィスに勤めていいんですか?」と確認されたくらいです(笑)。

‟自分たちの城”という意識が芽生え、モチベーションが上がったんでしょうね。

そうですね。より立派なオフィスになったことで、それに伴った会社に成長しなければ、などといった責任・自覚みたいなものも芽生えたかもしれません。モチベーションUPにつながったことは、言うまでもありません。

対外的な変化はありましたか。

以前のSOHOオフィスの場合、名刺に書かれる「住所」は当然に部屋番号が書かれていたため、そのビルの規模を想像することは困難です。それはおろか、約70坪のSOHOになっても、マンションの一室でやっている小さい会社だと悲しいかな「勘違い」されるんです。それが「新宿住友ビル」という記載に変わり、相手の反応もがらっと変わりましたね。

具体的にどんなリアクションでしたか?

それまではオフィスが○○号室ということなので、相当小さな会社と捉えられていることもあり、説明すると「社員40名もいるの?マンションの1室なんで、数名でやっているのかと思っていた」などと言われることもありました。会社の知名度も信用力もなく、名刺の住所には部屋番号がありましたから・・・。でも大手デベロッパーの名前のあるオフィスビルに入ったら、そもそもコミュニケーションの起点が全然違う。「行ったことあるよ。住友の三角ビルでしょ」なんて、特にブランド力や信用力を重要視してくださる地主の方々などとの会話も弾むようになりました。正直、ビルが自分たちにここまで、信用力を付与してくれるものだとは考えていませんでしたね。

拠点 拠点

都市と農業をつなぐ
1都3県のターミナルは新宿しかない

そもそも、新宿エリアにオフィスを構えた理由を聞かせてください。

当社は東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県の「郊外」を中心に、サポートつき市民農園「シェア畑」を運営しています。その農園は、管理職やアルバイトを含め、約300人のスタッフで成り立っています。

管理職は毎日のようにオフィスと農園を往復し、人材事業の営業スタッフは北海道から沖縄まで飛びまわっています。またそのほかにも、官公庁や地方自治体を訪れるコンサルタントもいれば、在宅勤務もあるエンジニアやデザイナーもいる。そういった多様な働き方をもった会社、それが私たちアグリメディアです。
このような多種多様なエリアや働き方が入り混じっていると、当然現代社会においては効率改善のために、PC・スマホをはじめとするITを駆使するのは言うまでもありませんが、私はあるひとつのファクターを大変「重要」にしています。それは、どんなに忙しくても、どんなに距離が離れていても、「定期的」に全ての社員が本社であるこの場所に一同に集まって、コミュニケーションをとるということです。

集まって顔を合わせることが重要・・・?

人の本当のコミュニケーションは、電話の声やメールやSNSの文面だけでは、スカイプの動画の顔だけでは計り知れないものがたくさんあります。
コンディションだったり、メンタル・気持ちといった感覚的なものを感じ取ることのほうがむしろ重要であり、これを実現するためには、顔を合わせることは必須なことだと思っています。

こうした目的で、定期的に責任者、若いては農園のアルバイトの方まで集まる必要性がある、となると、ヘッドオフィスの場所は集まりやすい場所がいいに決まっている。それって「新宿」しかないと思うんです。

なるほど、「都市と農業をつなぐ」というコンセプトからすると、その「交差点」が交通利便のいい新宿しかないというわけですね。

そうですね。電車はもちろん、クルマも便利ですよ。東京近郊の畑を訪れる際は、新宿から各地に行き、そこでレンタカーやカーシェアリングを活用しています。
新宿はどこにいくのも1回程度の乗り換えでアクセスできます。あとバスタ新宿からは、リムジンバスで羽田空港まで直結。首都圏のみならず、全国へのアクセスも便利です!

ベンチャーといえば、「渋谷」というイメージがあります。渋谷も交通の便がいいのに、なぜ新宿がいいのでしょう?

アクセスできる路線は、圧倒的に新宿の方が多く、便利だと思っています。また、我々のビジネス領域や全国の取引先からすると、感覚的には渋谷のイメージよりは新宿の方が安心感を与えられる、と思っています。個人的には、ビジネス環境と捉えれば、渋谷周辺を歩くよりも、西新宿のオフィス街を歩く方が心地いいとも思っています。IT領域ではない、ビジネス領域の人にとっては、同じ価値観のビジネスパーソンもいるように思いますよ。

対顔 対顔

縦割りではなく、
横のつながりを重視するオフィスをつくる

オフィスのレイアウトにおいて、工夫している点を教えてください。

農園の運営担当社員や、農家さんを開拓する部署などは、オフィスに毎日来るわけではありません。東京本社に勤務する約120名のうち、出社する従業員は1日平均80~90名。このようなワークスタイルに合わせ、原則執務エリアに間仕切りを設けず、極力フリーアドレスを導入。自席を固定せず、フレキシブルに対応できるようにしています。

また、私たちは新たな価値を創るベンチャーです。部署や職種の垣根を越えていかないと、会話から、新たなアイデアやヒントは生まれません。この事業とこの事業を組み合わせられないか?お客さんを渡せないか?そういった思考を促すために、空間的にもシームレスとつながるようにしています。

つまり縦割りではなく、横のつながりを重視しているというわけですね。

そうですね。それに、ベンチャービジネスはスピードが命なので、情報共有がとても大切なんです。その際のポイントは、ITの活用と対面によるコミュニケーションの組み合わせです。

もちろんSkypeは便利です。メールもチャットもSNSも使っています。先ほども申し上げたとおり、コミュニケーションはどうしても「会うこと」なしでは不完全と考えます。オンラインだけでは、一人ひとりのコンディションまでは把握できません。実際に顔を合わせることで心の機微を察知したり、普段は離れた場所で働くスタッフの疎外感を埋めたりできる。飲みに行けば、人間関係も深まるでしょう。対面の意義は大きいんですよ。

先見 先見

組織づくりもオフィスづくりも、
中長期的な視点が重要

経営におけるオフィスの役割を教えてください。

やはり、ビジネスで重要となるコミュニケーションの拠点という位置づけですね。フリーアドレスで自然な会話が生まれる。大きな会議室や休憩スペースを設計して、人が集まる。これら日常のコミュニケーションそのものが、オフィスの最大の役割と考えます。

当社は拡大を続けていますが、従業員数が増えるほど情報が取りづらくなり、ベンチャーの良さが失われかねません。今後もどのように円滑に多くのコミュニケーションを継続していくか?それがすなわちオフィスの課題と考えています。

起業をめざす次世代のビジネスパーソンに対して、オフィス選びのアドバイスをお願いします。

中長期的な視点を大切にしてください。自社の成長スピードと入居期間を見据えて、「ここ数年」のスパンで考える。仮に現時点では最良の選択だとしても、4年後には違うかもしれません。すると、空間の拡張性や契約の柔軟性もポイントになります。

数人で会社を立ち上げる場合、最初はSOHOやコワーキングスペースをおすすめします。この段階では、まずは余計なイニシャルコストは削減し、事業そのものに投資すべし。そして一定規模を超えたらオフィスビルに思い切って移転して、今度は組織づくりに投資したほうがいい。活発なコミュニケーションが生まれるオフィスを設計すれば、事業拡大に俄然「ドライブ」がかかるでしょう。

最後に・・・次も新宿ですか?

そうですね。検討段階では「東側もいいのでは?」という意見も出ましたよ。これから海外や地方でのビジネスが拡大すると、羽田空港や東京駅へのアクセスが重要になりますから。賃料相場や事業環境など様々な観点で検討・シュミレーションしました。今回は、今いるアルバイトスタッフが離職しないか?さらに拡張移転する際、同じエリアに適切な物件があるか?など、さまざまな論点を考えた結果、やっぱり「新宿」を選んじゃいましたね。
次がどうかはまだ分かりませんが、新宿は引き続き有力なエリアになると思います。

取材・撮影内容は、2019年5月のものです。

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