オフィスが「人」と
「信用」を創る。
私たちがオフィスを重要視する理由
株式会社アドウェイズ
代表取締役社長 岡村 陽久 氏
- 会社名
- 株式会社アドウェイズ
- 代表取締役社長
- 岡村 陽久
- 設立
- 2001年2月28日
- 所在地
- 東京本社:東京都新宿区西新宿八丁目17番1号 住友不動産新宿グランドタワー38階
- 事業内容
- スマートフォン向け広告事業/インターネット(PC)アフィリエイト広告事業/モバイルアフィリエイト広告事業/メディア開発・運営事業
- URL
- https://www.adways.net/(別窓で開く)
取材日:2018年5月
※取材・撮影内容・会社情報等は取材日時点のものです。
オフィス選び。
立地、家賃、収容人数、会議室の数など、様々な面を考慮する必要があり、オフィス選びはいわば、大きな「経営判断」といっても過言ではないでしょう。
今回お話を伺ったのは、株式会社アドウェイズ代表取締役社長・岡村陽久さん。
起業当初「オフィスなんて安くて広ければいい」と思っていた、という岡村さんですが、良いビルにオフィスを構えてから、その考え方は180度変わったと言います。
一体なぜ、考え方が変わったのでしょうか。
今回は、アドウェイズのオフィス遍歴、現在のオフィスについて伺うとともに、良いビルにオフィスを構えることのメリットについて、お聞きしました。
インタビュー
「オフィスなんて安くて広ければいい」という
価値観が、180度変わった
今年で創業17年の株式会社アドウェイズですが、これまでどのような「オフィス引っ越し」をご経験されてきたのでしょう?
弊社は関西で創業した会社です。大阪は西淡路からスタートし、東京に進出して最初にオフィスを構えたのは、元浅草。
住居兼オフィスとして、ワンルームにスタッフ4人が住み込みで使ってたんですよ(笑)。
まさに、ゼロからのスタートだったんですね。その後は徐々にオフィスを拡大されたんですか?
そうですね。元浅草から上野、そして2006年にマザーズに上場した段階で、新宿へと拠点を移し、以降はずっと新宿にいますね。
現在オフィスを構えるここ「住友不動産新宿グランドタワー(別窓で開く)」には、2014年から入居しています。
おそらく規模の拡大とともに、オフィスを移転されてきたのだと思いますが、なぜ引っ越しをされる(オフィスを変える)のでしょうか?
1番の理由はおっしゃる通り、規模の拡大ですね(笑)。
結構頻繁に引っ越しをしていますし、ありがたいことにネットの記事などで、弊社のオフィスについて取り上げていただくことが増えていますが、実は私自身、そんなにオフィスにこだわりなんてなかったんですよね(笑)。
そうなんですか!?
はい。オフィスなんて「家賃が安くてそこそこ広ければいい」くらいに思っていました。
歴代のオフィスも、雑居ビルの一角に構えることが多かったですし。
何か考え方が変わる転機があったのですか?
弊社の執行役員に「お金をきちんと払って、しっかりしたオフィスを構えるべきだ」と説得されたんです。
正直僕は当時、あまり納得していなかったんですが、今のひとつ前のオフィス「住友不動産新宿オークタワー(別窓で開く)」に引っ越したことをきっかけに、考え方が180度変わりました。
どんなことが変わったのでしょう?
まず社員のモチベーションが明らかに変わりました。
大きなビルにオフィスを構えるからなのか、背筋が伸びて、目つきも、仕事に対する姿勢も変わりましたね。
オフィスが人を変える、ということですね。他に変わったことはありますか?
もう1つは、初対面からある一定の信頼を得られる、というところですね。
これまでの雑居ビルですと、自分たちの力で、ゼロから信頼を得なければなりませんでした。
しかし、今は違います。
私たちのオフィスに、自信を持ってお客様を招くことができるようになりました。また新卒・中途共に、採用に関してもスムーズに進むようになったんです。
正直、オフィスが変わるだけで、ここまでさまざまなことが変わるとは、思ってもいませんでしたね。
出典:ADWAYSより
https://www.adways.net/career/office.html(別窓で開く)
さて、アドウェイズといえば、この「和」をコンセプトにしたオフィスが話題ですが、このデザインへのこだわりを教えてください。
オフィスを創るなら「アドウェイズらしさ」を前面に出したオフィスにしようと、デザイナーさんと話し合って決めました。
出典:ADWAYSより
https://www.adways.net/career/office.html(別窓で開く)
「アドウェイズらしさ」とはなんでしょう?
「義理と人情」ですね。
私たちは「人儲け」という言葉を経営理念として掲げています。
自分たちの利益よりも先に、まずは取引先やユーザー、世の中に貢献するサービスやプロダクトを提供し、さらに、仕事を通じて社員に成長する機会を与えることによって、弊社に関わる全ての方々に幸せになってもらう。
そんな古き良き日本の「義理と人情」を大切にし、それを体現できるオフィスにしようと思いました。
また国内はもちろん、海外からも数多くのお客様がいらっしゃいます。
海外からはるばるお越しくださったお客様に、ぜひ「日本」を感じていただきたいと思い、「和」をコンセプトとしたオフィスに仕上げました。
社員の仕事場のレイアウトについては、いかがですか?
できる限り多くの社員が、一緒に仕事ができるようレイアウトを考えました。
このビルはとても大きな長方形(ワンフロア800坪)で、中には柱1つありません。おかげで、とても効率良くレイアウトを組むことができました。
規則正しい間隔で、1フロア500席を置けるのは、おそらくこのビルだけなのではないかと思います。
アドウェイズでは2006年以降、拠点をずっと新宿に構えていると伺いました。Web業界では渋谷、六本木といった場所に拠点を置く会社が多いと思うのですが、その中でなぜ、新宿を選ばれたのでしょうか?
たしかにWeb系だと、渋谷や六本木にオフィスを構えられている会社さんが多く「クリエイティブの発信地」として、脚光を浴びていますよね。
その中であえて新宿を選んだのは、新宿には渋さ・堅さがあると思うからです。
渋さ・堅さ、ですか?
ええ。
Web業界やベンチャー企業が、渋谷・六本木に多く拠点を置いている一方、レガシーな企業、官公庁の多くは中央区や千代田区に拠点を置いています。
私たちはWebを扱った事業を展開しているので、どちらかというと渋谷・六本木に近いものがありますが、経営理念として「義理と人情」を大切にしています。
Web業界でありながら「渋さ・堅さ」を表現できる場所、それが新宿なのではないかと思っています。
コンセプトの「義理と人情」にも感じられましたが、まさに、質実剛健(中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま)な企業を目指されているということですね。
そうですね。
今のひとつ前のオフィス「新宿オークタワー」に引っ越して以来、オフィスそのものや立地にも、ブランディングを作る要素があることを知りました。
そしてアドウェイズがどういう会社であるか、来ていただいた方に最も分かりやすく伝えられる手段として、新宿という立地、そしてこのビルを選びました。
オフィスが「人」と「信用」を創る。
良いビルにオフィスを構えるメリット
最後に、これからオフィスを選ばれる会社さんへ、何かアドバイスを頂けますか?
お金の問題や立地、収容人数など、オフィスを変えるにあたり、様々な問題を考慮する必要があると思います。
それでもやはり経済的な面から、良いビルを敬遠しがちになってしまうかもしれませんが、自社の商品やサービスに自信があるなら、思い切って良いビルに転居することを考えた方がいいと、私は思っています。
なぜでしょう?
やはり良いビルに引っ越してみないと分からないメリットって、たくさんあると思うんです。
まだ会社の歴史・知名度がないベンチャー企業だと、たとえどれだけ良い商品、良いサービスを展開していても、お客様とゼロから信頼関係を構築していかなければなりません。
しかし、良いビルにオフィスを構えるだけで、最初からある程度の信頼を得ることができます。
私自身の経験からも、このアドバンテージはとても大きかったと思っています。
そして、オフィスが変われば人も変わります。
「見た目だけになるまい」と、社員たちの仕事に対する意識が、大きく変わったのを肌で感じました。
どこの立地を取るか、そしてどんなビルに入居するかも、立派なブランディングの1つです。
自分の会社の目的やビジョンに合わせて、オフィスを選んでみてはいかがでしょうか。
※取材・撮影内容は、2018年5月のものです。
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